この街には素敵な大人がたくさんいます 



 社会科見学 くにたち桜守の会編                      ご協力: 代表 大谷 和彦氏 

  国立と言えば桜を思い出す方も多いのではないでしょうか?
  大学通りの桜並木は、毎年気象ニュースなどテレビでも放映され、地元民としてはおなじみの風景をくすぐったい
  ような誇らしいような気持ちで眺めたりします。

  この国立の桜達を大切に見つめ、世話をし、育んでいるのが“くにたち桜守の会”の皆さんです。
  メンバーは国立市民のみならず、近隣の市区から参加されるボランティアの方々。
  一体どんな活動をされていらっしゃるのでしょうか。 代表の大谷和彦さんにお話をうかがいました。

桜守
さくらウォッチング受付の様子
この日はNHKの番組が撮影に来ていました
 4月3日、日曜日、さくらフェスティバルが開催されるも
 肝心の桜は3分咲き、といったところだったでしょうか。

 一橋大学の正門南側で桜守の会主催の“さくらウォッ
 チング”が行なわれました。
 一本一本の木を見ながら、その種類や健康具合等々
 色々ななお話を聞くことができます。


 桜の健康に悪い!のは根元の土が固くなること。
 むやみに人が踏み固めないよう、根元の周りにお花を
 植えて防止しているそうです。

 これはほんの一端で、桜守の会の活動内容は幅広く
 是非一度ホームページをご覧になってみて下さい。

 毎年人々を感動させる桜並木は、ボランティアの方々
 の地道な活動が支えていたのです。
桜守 桜守 桜守 桜守
   国立市内の桜の情報・知識がいっぱいつまった
    “さくらマップ”
   桜の咲いている場所が一目でわかります。

   年間を通して桜を見ていると、だんだんその木の
   状態がわかるようになるそうです。

   学校の先生が出席をとる時、生徒達一人一人の
   顔を見て「あ、今日はこの子は具合が悪そう…」
   等と感じるようなもので、それぞれの桜の元気さ
   を感じ、弱っている桜には回復するためのお世話
   をします。

   そうしてかかわることによって、一層桜の花咲く
   季節も、緑の葉も、冬のつぼみも、すべてが愛し
   く、楽しめるようになります。

   桜守の会はどなたでも参加できます。
   ホームページの活動予定を見て、汚れても大丈
   夫な服装でお出かけ下さい。

   そして桜だけでなく、国立には、まだまだたくさん
   のずっと守っていきたい“自然”があります。



桜守



  環境カウンセラーである大谷さんは、桜守の会だけでなく、国立の自然環境を守る活動に広く・深くかかわって
  来られました。多摩川のゴミを減らそう!という「クリーンたまがわ」の活動も、来年で20年を迎えます。
  又、市内の小・中学校では国立の自然についての特別授業を行なっていらっしゃいます。
  たましんのショーウィンドウの飾りつけを通じ、自然の大切さを呼びかける「トトロ実行委員会」
  NHK学園では「くにたち探検隊」というイベントも…。
  その合間にもテレビやラジオ等の取材を受けたり、とにかく日々お忙しく活動されている、そのパワー・行動力
  にただただ驚き!身近な自然に関するおもしろいお話をたくさん聞かせて下さいます。
  
  〜大谷さんのお話〜

  市民が調査・撮影などを行い「くにたちの生き物図鑑」という本を発行する事になった。
  少しでもたくさんの動物や昆虫・鳥を撮影したくて、日々探し回ったが思うようにみつからない。
  片手間でやっていてはとても無理だ、と感じたので当時の勤めはやめてしまい、なんとか写真を集め無事発行
  することができた。
  その時から比べると、現在確実に生き物が減っている。昔そこらにいた鳥の姿を今はもう見ることができない。
  そういうひとつひとつのことにすごく危機感を感じている。

  市内には湧き水の出ている場所がたくさんあったのに、気づいた時には舗装道路になってしまっている。
  誰かが言っていかなければだめなんだ、と思う。

  「自然を守ろう」と柵で囲い、「整備しよう」と昆虫の卵がついている草を全部刈ってしまうのでは逆効果。
  皆が植物や昆虫について学びながら、いつでも触れ合えるように自然を残していく事が大切。
  セミがいて、トンボがいて、バッタがいる…あたりまえのようなそういう環境が人にとっても大事なもの。
  生き物達の姿が減ってきたことにふと気づいたら、その時には確実に周りの環境が悪くなっているということ。

  桜守の活動や、自然と親しむ授業を通して身近な地域の環境について、考えてくれる人が増えればいいと
  思っている。
  特にこれから育っていく子供達に、すぐそばにある自然を大切にする気持ちをもって欲しい。
  国立の桜や城山公園の植物・生物や、いつも見ている身近なものを失わないよう守っていく事が、熱帯雨林の
  問題他、地球環境を良くしていく事につながっていく。

  授業を受けた後、お手紙をくれる子供達がいる。一生懸命聞いてくれて、感じてくれたんだな、と思う。
  そうして次の世代に伝えていきたい。
  
  行政や商店街や市民とぶつかることもある。自分たちの住む街を良くしていくために、異なった意見をぶつけ
  合う事も必要だと思う。
  これからもずっとお花見を楽しめるように、皆が桜の咲く環境や周りの生物達の大切さに気づいてくれますよ
  うに。後になって後悔したくないから、思い立ったらすぐ行動!今日も国立を走りまわっています。



くにたち物語
↑6種セット ¥315
くにたち物語
       ↑ 同柄5枚セット ¥250

 大谷さん撮影によるポストカード集。
 “くにたち物語”シリーズ
 売上金の一部は桜や花壇の保全に使われて
 います。
 大学通りの文具店金文堂にて販売中。

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