〜サボテンや多肉植物とは 第2回・・・〜
サボテンといってまずイメージするのは、ウェスタン映画の背景によく見る
柱サボテンや、トゲのあるウチワサボテン、球状のものなどを思いうかべる
と思います。
それからアロエや金のなる木などもサボテンと呼ばれることもあります。
(これらはサボテンではなく多肉植物の一種です。)
では、サボテンと多肉植物とはどう違うのでしょうか?
正確にいうとサボテンは、多肉植物の中の一種なのです。
多肉植物サボテン科、と分類されます。
多肉植物とは、葉や茎、根などに水分を貯める構造をもった植物総称で、園
芸の世界では、栽培を楽しむ・魅力のあるものだけを多肉植物と呼んでいま
す。(同じく貯水機能を持ったものでも、ダイコンや玉ネギは野菜、チューリッ
プなどは球根植物という風に、一般的には多肉植物とは区別しています。)
広い意味での貯水機能をもって、観葉植物だけを多肉植物と呼ぶわけです。
多肉植物の中でもサボテン科は種類も多く、形も花も興味深いものが多
いので、園芸界では世界的に,サボテンと、その他の多肉植物、(CACTI &
OTHER SUCCULENTS)というように、分けて呼ばれているのです。
サボテンはメキシコを中心に南・北アメリカ大陸に広く分布しており、その他
の多肉植物はアフリカ大陸・南北アメリカ大陸などに多く、世界中に分布し
ています。(特に興味深く珍しいものは南アフリカやマダガスカル島などに
集中していますが・・・)一部には日本原産のものもあります。
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